みなさんこんにちは!
毎日ベトナム人と関わって、ベトナムの事を考えている激うまバインミーです!
ベトナムまみれ。
というわけで今回は、漢字でわかるベトナム語!というお話をさせていただければと思います。
ベトナムの言葉は、もともと中国からの影響で中国と似た言葉で話されてきました。
その中でベトナム独自に言語が発展していき、中国からの言葉、ベトナムで生まれた言葉というのが混在するようになりました。
文字も漢字を主に使っていた時期もあり、ベトナムで生まれた言葉にも新しい漢字のようなベトナム独自の文字が生まれ、混在した状態の時期もあったそうです。
そこからフランスの植民地となり、発音は同じまま、漢字をアルファベットで表現するという改革がなされることになりました。
そんなわけで、漢字由来の言葉が今でもたくさん使われており、単語の30%〜60%ほどを占めているとも言われているそうです。
さてここから本題ですが、そんなベトナム語は漢字に置き換えて理解することができる部分が大きいというお話になります。
まずは、バインミーについてですが、漢字で書くと「餅麺」になります。
バインが餅、ミーが麺で、アルファベットだとBanh Miです。
そしてそれぞれ漢字に意味があり、餅は小麦粉などを焼いたものという意味で、麺は小麦という意味があるそうです。
それらを合わせてパンという意味を持つ単語になるそうです。
なので、バインミーという言葉はサンドイッチではなく、パンのみを表す言葉になるそうです。
ここから発展できるのですが、ベトナム料理にバインセオという料理があります。
以前のnoteに書いてますのでよかったら見てみてください!
このバインセオも、前半のバインは餅です。
セオはざっくり言うと焼くという意味があり、漢字だと燒だそうです。
なので、そのままベトナムのお好み焼きと言われるバインセオという言葉になっているようです。
バインセオは小麦粉とターメリックを混ぜた生地を焼いて、中に具材を色々入れたものですからね。
他にも、バインベオ、バインコット、バインダークア、バインダウサイン、バインフランなどなど、バインの付く食べ物がたくさんあるのですが、それらは小麦や米粉を使った粉もの料理であるという特徴があります。
パンも粉もの料理ですしね。笑
このように、バインの由来がわかると、バインの付くものは小麦粉などの粉ものに関係しているなと推測ができるようになります!
また他にも漢字由来ということで、その漢字の読み方のままベトナム語になっているものがたくさんあります。
古代 こだい cổ đại(コーダイ)
注意 ちゅうい chú ý(チューイー)
留意 りゅうい lưu ý(ルウイー)
同意 どうい đồng ý(ドンイー)
悪意 あくい ác ý(アックイー)
意見 いけん ý kiến(イーキエン)
国歌 こっか quốc ca(クオックカー)
愛国 あいこく ái quốc(アイクオック)
衣服 いふく y phục(イーフック)
管理 かんり quản lý(クアンリー)
記念 きねん kỷ niệm(キーニエム)
楽観 らっかん lạc quan(ラックアン)
観念 かんねん quan niệm(クアンニエム)
天然 てんねん thiên nhiên(ティエンニエン)
大路 だいろ đại lộ(ダイロ)
暗殺 あんさつ ám sát(アムサット)
観察 かんさつ quan sát(クアンサット)
軍備 ぐんび quân bị(クアンビ)
改革 かいかく cải cách(カイカック)
感動 かんどう cảm động(カムドン)
独断 どくだん độc đoán(ドックドアン)
結構同じなんじゃないでしょうか!
日本語も中国語由来で同じような流れですので、意味も発音も同じようなものが多数存在しているみたいです。
こう考えるとあまりベトナムと関わらなかった方でもちょっと身近に感じられたのではないでしょうか。笑
街中で聞こえるよくわからない言葉に耳を澄ますと、日本語っぽい言葉が聞こえるかもしれませんね。
というわけで今回は漢字でわかるベトナム語!というテーマでお話しさせていただきました!
また明日もどうぞよろしくお願いいたします!
では!
