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北海道のバインミー屋さんで食中毒が出た事件について解説します!

みなさんこんにちは!
昨日に大イベントを発表した激うまバインミーです!笑
でもその前の日の記事の方がいいねが多いのにもやもやしてます。笑

というわけで今回は、北海道のバインミー屋さんで食中毒が出た事件について解説します!

なんと昨日5月19日の事のようです。。。
333日連続投稿記念と被ってしまいましたね。笑

まずは先にどんなことが起きたのかご説明いたします!

保健所からの発表によると、バインミー屋さんでバインミーを食べた8人のうち、5人が発熱や下痢の症状を発症したとのことです。
発症した5人と、従業員の2人からノロウイルスが検出されたとのことで、今回の件は食中毒によって引き起こされた事件と断定されたようです。

また、このお店は保健所の許可のない別の調理場所で調理をしてバインミーの提供を行っていたとの発表でした。
その場所はレジの裏にあるスペースで、水道設備が無く、冷蔵庫とトースターが設置されているようでした。
許可の取っていない場所での調理であること、食中毒を発生させたことなどを受けて、3日間の営業停止処分が下されたようです。

まあ起きるべくして起きたような食中毒なのかなというところですね、、

なんといっても水道設備のないところでの調理ということは、こまめな手洗いができていません。
アルコール消毒をしていたとしても、汚れ自体は落ちませんし、その汚れの中にウイルスが入り込んでしまっていると効果がありません。
また、ノロウイルス含めいくつかのウイルスはアルコール消毒の効果が薄いとのお話もあるので、手洗いをまずしっかりしていないと対策することはできないのです。

また、お店のことなども調べていくと、ノロウイルスの感染経路をいくつかピックアップできます。
まずは、従業員がノロウイルスを持っていたことですね。
その従業員から食品にウイルスが移り、その食品を食べたお客さんにも移ってしまったという流れです。
体調不良や手指のケガをした方が食品を扱うのが危ないと言われるのもこういった理由ですね。

手洗いや食品の周りで話さないなどの対策で防げたものにはなります。
特にトイレに行った後に手を洗っていなかったり、ドアノブなどを伝って他の人の手についてしまうということも起きますので、いかにこまめな手洗いができる環境が大事かを思い知らされます。。

他にも感染経路として、飛沫や空気感染というのが考えられます。
今回の事件が起きたお店は、2階部分にキッチンがあったのですが、1階のレジの裏にあるスペースで調理をしていたとのことです。
この場合考えられるのが、1階の調理スペースは区画管理されていない可能性があるなということです。
と言いますのも、飲食店のキッチンは、壁や扉で客席側のスペースとしっかりと分けられている必要があるのです。
時々営業許可を取った後に扉を外してしまっているお店を見かけますが、本当はダメです。笑

区画管理していない場合、さらに今回だとレジの裏に調理スペースがあるとのことですので、従業員やお客さんがレジ周りで咳やくしゃみ、会話での唾液の飛沫が起きた場合に、その調理スペースに飛んで行ってしまった可能性があります。
壁や扉によって完全に防ぐことはできませんがある程度守ることができます。
特に会話の多くなるレジの周りは注意が必要ですね。

また、レジの裏とのことなので、お金を触った手のままで食品や、調理器具に触ってしまっている可能性があります。
手洗い設備もないですしね。
お金は不特定多数の人が触っているものですし、洗っている人もいない、どのような環境にあったかもわからない、長年の汚れの蓄積などもあるようなものですので、ある意味菌の塊のようなものです。笑
上記でも書いた通り、アルコール消毒の効果が薄いウイルスもありますからね。

また、バインミーで食中毒が起きる理由に、具材をそこまで温めないので、加熱による殺菌効果も弱いというのもあります。
高温での加熱によってノロウイルスは死滅します。
加熱しないことが悪いことではありませんが、その分より一層取り扱いに気をつけなければいけません。

以上が今回の食中毒の原因なのかなというところでございます。

同業者ですので、ダメだったところはしっかりと反省し、安心で安全にバインミーをたくさんの人に食べて頂けるよう再起をしていただければ嬉しいなと思います。
また当店も自分ごとのように考え、改めて気を付けて営業をしていきたいなと思いました。

というわけで今回は、北海道で起きた食中毒事件の解説をさせていただきました!
また明日もどうぞよろしくお願いいたします!

では!