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チェーって知ってる?ベトナム王朝発の“最強映えスイーツ”を徹底深掘り!!

みなさんこんにちは!
チェー美味しいな。やあ激うまバインミーだよ。

というわけで今回は、チェーって知ってる?ベトナム王朝発の“最強映えスイーツ”を徹底深掘り!!というお話をさせていただければと思います!

チェーの起源はというのは明確に残っていないそうなのですが、少なくとも19世紀前半には生まれていたとされています。
1800年代前半ですね。

その頃のベトナムは中国の影響を受けていたこともあり、中国にある糖水というデザートを元にチェーの原型が作られていったと言われています。

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糖水

糖水は砂糖と果物、薬膳系のもので作られるスープ状のデザートで、これをベースにして作られたんじゃないかというところですね。

さらにその当時は王朝が食べる宮廷料理の中に出るもので、高級品でありました。
というのも、砂糖や甘味料は非常に高価なもので、特権階級の象徴のような贅沢品とされていました。
そのため宮廷であってもおもてなしであったり、祝宴、儀式の際に提供されるようなものでした。

また、宮廷で出されていたため、見た目の美しさも洗練され、複数の素材を使うという今のスタイルにもつながってきています。
甘味が高級なうえに、豆、芋、果物、寒天、ココナッツなどを別々に下ごしらえが必要で、労力や時間や調理の技術が必要であることもあり、宮廷で提供されるという料理となりました。

そこから19世紀後半から20世紀初めに砂糖の生産量が増えて、庶民でも気軽に砂糖を使えるようになったので、宮廷で提供されていたチェーを庶民でも食べられるようになっていきました。
その広がりを後押ししたのが、ベトナムの屋台や露店の発展です。
チェーは作り置きができますし、持ち運びもしやすいというのもあり、今でもたくさんの屋台や露店で楽しまれていくようになりました。

さらにおもてなしや儀式での料理であるという理由から、仏教のお供え物や、旧正月の先祖供養の際にも欠かせない存在となっていき、宗教の広がりの力もあってベトナムを代表とする料理へとなっていきました。

チェーがベトナム全国に広がっていく中で、地域ごとに特色が表れていきます。

北部のハノイでは、味付けはあっさりなものが多く、上品で甘さも控えめなものが多いです。
白豆、黒豆、寒天、蓮の実などを主に使い、温かいチェーがあったりするのも特徴的です。
宮廷料理であった名残も強く残しつつ、見た目より中身を重視したチェーが主流になっているようです。

反対に南部のホーチミンでは、ココナッツを多用して甘くてコクが強いものが多くなっています。
タピオカ、フルーツ、寒天、ゼリーなどカラフルで豪快な盛り付けが人気になっています。
さらに氷を入れた冷たい食べ方が主流になっていて、暑い気温に合った食べ方が広がっています。

中部に位置するダナンやフエという元々首都や宮廷があったところは、宮廷料理からの名残で具材の種類が多彩で、きれいな盛り付けが特徴的です。
甘さもありつつ、塩味もあるようなバランスのいい味付けも人気で、緑豆、もち米、フルーツ、ピーナッツ、とうもろこしなどを使ったものが多くあります。

とはいえどの地域のチェーにもある特徴としては、食感が豊かで、色んな具材を食べられるというのは良いところであると思っています。
また、豆や芋、フルーツなどなど気軽に食べられて健康的にも良いというのも良い特徴かなと思います。

これは僕の希望でもあり、予測ではあるのですが、チェーのポテンシャルはとても高いと感じております。
多彩な具材、温冷のどちらも楽しめる、カラフルで見栄えの良い見た目、なんといっても美味しいというところから、もっと日本中にチェーが広がっていくんじゃないかなと思わせる料理だなと思っています。

最近だと台湾デザートが人気ですが、数年後にはチェーも注目を浴びるんじゃないかなと思ってます!
そんなチェーが激うまバインミーでも次の土日から販売開始しようと思っておりますのでぜひ食べてみたい方はご来店をお願いいたします!笑

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というわけで今回も読んでいただきありがとうございました!
また明日もどうぞよろしくお願いいたします!

では!

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