みなさんこんにちは!
電車のエアコンの寒さにこごえている激うまバインミーです。。笑
外と中の温度差が苦手。。笑
というわけで今回は、○○というお話をさせていただければと思います!
以前よりベトナムは北部、中部、南部で味の好みの違いがありますよというお話をしておりましたが、日本にも味付けの好みは地域によって違いますよね。
ではなんで違うのかというところを少し深掘りしていければと思います!
よく言われるのは関西と関東で味付けが違うというやつですね。
関西は出汁文化で、うどんなら比較的澄んだ淡い色の褐色で、醤油よりも出汁の香りが強い味付けになっていると思います。
関東は出汁よりも醤油の味が強く出ているスープで、色も濃い色になっていることが多いと思います。
ちなみに、このあたりの違いはカップうどんのどん兵衛を関西と関東で売っているものを買ってきて食べ比べると面白いと思います。
僕は2回ぐらいやってます。笑
もうびっくりするぐらい違っていて、別の食べ物だと思うレベルで違っていました。笑
なので関西人と関東人で思い浮かぶどん兵衛の味は全く違っているのです。笑
ではなぜ関西と関東で味付けが違うのかと言いますと、その大きな理由に水の違いがありました。
水って全国どこでも一緒だと思っている人も多いと思いますが、実は水の質が関西と関東で違っているのです。
そしてその違いが料理の味付けに違いを生み出しているのです。
その違いは、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量が大きな原因となります。
このミネラルの量は硬度という尺度で表されて、ミネラルが多ければ硬度が高くて硬いと表現され、ミネラルが少なければ柔らかいとされています。
硬度の違いは水を飲んだ時ののどごしや、味なんかでも違いを感じられます。
ペットボトルの水でもメーカーや産地によって味が違っていたりしますよね。
人によってはこのメーカーの水が好きというこだわりのある方もいると思います。
その味の正体がこの硬度の違いが大きなところです。
では関西と関東で考えたときに、関西は硬度の低い軟水と言われていて、関東は少し硬度の高い硬水と言われています。
そしてこの硬度の違いによって料理を作る際の出汁の出方が大きく変わってくるのです。
ミネラルは、出汁のうま味成分であるアミノ酸と反応してしまい、うま味が水に溶けづらくしたり、味が変化してしまうといった効果があります。
つまり、ミネラルの多い関東の水だと、関西と比べて出汁のうま味が出づらくなっているのです。
そのため、関西は出汁のうま味や香りが出しやすく、関東は出汁のうま味や香りが出しづらい分、醤油などでしっかりと味付けをしなければいけないというようなことになってしまっています。
また、ミネラルは多いと苦い味がするため、薄味のスープにするとその苦味まで感じてしまうことになるので、しっかりと味付けをする必要があるみたいですね。
日本は世界と比較すると全体的に軟水寄りの水なのですが、関東と愛知県は少し硬水寄りで、沖縄県だけは世界レベルの硬水となっているようです。笑
愛知県も濃い味の料理が多かったりするのは水が理由になっているかもしれません。
沖縄県は他の都道府県と違って、石灰岩やサンゴ礁などのミネラルを溶かしやすい岩石が多い、海外と同じような地域のため、世界レベルの硬水となっているようです。
↓日本の水の硬度マップ↓
↓世界の硬度表↓
そんな水の違いによって料理の味付けに大きな影響をもたらしているというお話でございました。
このような視点から各地の名産なんかを考えるのも面白いですね。
というわけで今回も読んでいただきありがとうございました!
また明日もどうぞよろしくお願いいたします!
では!
